時事折々トップへ

        
あれこれ・あるがままに(第140回)    令和元年12月25日
                          
  
令和元年締めコールドムーン』
 (令和元年の8ヶ月)
 令和の年号は5月1日から始まったので8ヶ月を過ぎて早12月である。この間の国民的ニュースは当然のこと平成から令和への代替わりとそれに伴う皇室行事であった。
 私的行事では、令和に入る前の3月半ばに【篠山市長表敬訪問&伊根の舟屋見学=まま131回】、令和に入って5月初めは【令和初の温泉と高野山=まま133回】、同月末の【ジャガー車検のため整備工場に入庫=まま139回】、7月初めに【房総東海岸・銀座久兵衛の小旅行=まま135回】、10月3日は【結婚50周年記念日=まま138回】、そして、この12月17日は【白浜温泉でジジ・たら夫人結婚50年キンコンカーン=このページ】で締め。

 (ジャガー車検の後日談と結婚50年キンコンカーン)
 前回139回で取り上げたように一応11月20日に車検受け完了で戻ってきたが、その後も入出庫を繰り返しまだ戻ってきていない。実は、今回の結婚50年キンコンカーンは車検受けのジャガーを駆って白浜温泉に行く予定であったが、やむなくたら婦人の「ベンツA170エレガンス」で温泉行き自体は決行することとした。
 途中で田辺市中辺路福定の大銀杏見物に立ち寄ったが、12月17日の今の時期すっかり落葉し裸の見事な大木の姿であった。
 宿泊ホテルのオーベルジュサウステラスのディナーはいつもの美味メニューで、夫婦とも満足の結婚50年キンコンカーンとなった。
 大銀杏

中辺路大銀杏へ
 

宝泉寺へ
 

大銀杏
 

大銀杏の幹
 

宝泉寺
 

宝泉寺全景
 

大銀杏案内
 
ランチ
霧の里たかはら
キーマカレー
宿泊
オーベルジュ
サウステラス

霧の里たかはら
 

店内
 

ベランダ
 

ホテル
 

ベランダ
 

ディナーメニュー
 

朝食メニュー
 


 (コールドムーン)
 脈絡はないが、今年に入ってしばらくしてから、夕食後に血糖値対策のため時々和歌川堤防をウオーキングというか、散歩程度ではあるが往復半時間ほど歩いている。12月12日は師走の満月であったが、この日はよく晴れ風はなく空には冴えわたる月が昇り、鏡のような川面には対岸に見える医大病棟の窓明かりと師走の満月が仄かに揺れて、冷たいが気持ちの良いしかし映る光に人生を思いながらの散歩であった。

師走満月と医大病棟

 ところで、我々日本人は月に特別に親しみを感じてきたようである。恋の思いを託すのも月、故郷を思い出させるのも月。悲しみを映すのもやはり月がふさわしい。呼び名も三日月、半月、満月、望月、十六夜、おぼろ月、夕月等など、優しく美しい。

 (満月に関わる和歌三首)
 月々に 月見る月は 多けれど 月見る月は この月の月(よみ人知らず)
 願わくば 花の下にて 春死なん その如月の 望月の頃(西行法師)
 暮れて行く 年は身にそふ 老なれど 春まつ月の いそがしきかな(鴨長明)

 (つられて自詠二首 )
 和歌川の 堤防越しに 川面映ゆ 医大病棟 暮れの満月 
 何思う コールドムーン 春まつ身 満七十六 春まつねがい   
                                (昭彦)

 (月に関わる童謡一編 -『朧月夜』)
 菜の花畠(ばたけ)に 入り日薄れ
 見わたす山の端(は) 霞(かすみ)ふかし
 春風そよふく 空を見れば
 夕月(ゆうづき)かかりて におい淡(あわ)し

 里わの火影(ほかげ)も 森の色も
 田中の小路(こみち)を たどる人も
 蛙(かわず)のなくねも かねの音も
 さながら霞(かす)める 朧(おぼろ)月夜
 
(コールドムーン)
 アメリカの先住民は季節を知る目安として毎月の満月に名前をつけたという。コールドムーンもストロベリームーンもネット記事からの知識である。
1月 Wolf Moon(狼月)        7月 Buck Moon(男鹿月)
2月 Snow Moon(雪月)       8月 Sturgeon Moon(チョウザメ月)
3月 Worm Moon(芋虫月)      9月Harvest Moon(収穫の頃)
4月 Pink Moon(桃色月)      10月 Hunter’s Moon(狩猟月)
5月 Flower Moon(花月)       11月 Beaver Moon(ビーバー月)
6月 Strawberry Moon(苺月)   12月 Cold Moon(寒月

ウェザーニュースより

(締め)
 ウェザーニュースの説明ではアメリカ先住民も季節に関係して月を意識しながら生活していたようである。その点では昔の日本も農漁業中心であったので、季節によって生活が動いてきた。前者の満月の名前は狩猟と収穫に直接関係するような感性の名付けであるが、農漁業中心の日本においては十五夜・望月・おぼろ月など自然の情景の中で意識された名付けが多いように思う。
 さて、来年も月月が巡るが、「ツキがある年」を願って今年令和元年の締め。