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あれこれ・あるがままに(第131回)    平成29年3月25日
                          
  
篠山市長表敬訪問&伊根町舟屋見学
※ 平成最後の小旅行
 兵庫県の「篠山市」が今年5月1日から市名を「丹波篠山市」に変更するとのニュース報道があった。篠山市長の酒井隆明氏は現在65歳、弁護士登録後兵庫県議3期を経て、平成19年に篠山市長に就任、この2月に4期目の再選を果たされた方であるが、ジジは氏と司法研修所の同じクラスであった。
 このことと、正月おせち料理の黒豆材料は篠山市の「小田垣商店」からのお取り寄せであったことから、夕食の話題に「一度篠山市に行ってみたいね。」という話しがあった。その後まもなく、たら婦人がテレビで「伊根の舟屋」の紹介番組を見たとかで、「いっぺん行ってみたいね。」という話になり、せっかく行くなら「丹後半島の温泉と松葉ガニもいいね。」と広がり、この小旅行の計画となった。旅程メモは下記のとおり。

       8:43 くろしお10       9:50
3/14(木)自宅──────和歌山駅 ───── 新大阪駅──────

      10:00         (70分)        11:10
    トヨタレンタカー新大阪駅正面口 ──────── 篠山市役所───
    (06-6885-9999)                   (079-552-1111)

            14:00頃     (100分)  (16:00頃)   
昼食一休庵・篠山市役所・小田垣商店─────── 佳松苑・風香(泊)
    (079-554-1930) (079-552-0011)      (0772-74-9009) 
 
          9:00  (50分)         (10分)      10:00
3/15(金) 佳松苑・風香─── 伊根町立公民館──── 伊根町観光協会
                 (0772-33-0809)     (0772-32-0277

   10:15         11:15     13:20
伊根舟屋・ガイドツアー ───  道の駅・舟屋の里伊根(昼食)
              (0772-32-0680)

(60分)          14:20
────── トヨタレンタカー福知山・返還
(0773-22-8000)

14:42 こうのとり18 16:28   17:15  くろしお21     18:21
福知山駅 ─────  新大阪駅──────────和歌山駅
 
※ 篠山市長表敬訪問
 今回の表敬訪問については、事前に秘書課宛て用件のメール連絡をしておいたところ、『市長の予定ですが、3月14日(木)の午後1時15分から15分ほどお時間がとれますので、ぜひお会いしたいと申しております。』との、メール返信を受けていた。
 当日、「一休庵」で十割そばの昼食後、篠山市役所には午後1時頃到着。庁舎は篠山城跡お堀の向かい側に立地し、鉄筋コンクリート造り3階建てであるが、屋根は瓦葺きで好感の持てる建物であった。1階市民フロアで時間調整していると、酒井市長が通りかかり、「あっ!ー田中さん!」と声がかかった。普段は年賀状中心という付き合いであるのに、この一声で同級生の間柄に入ることができた。

 ところで、今回の「篠山市」から「丹波篠山市」への市名変更は、当然のことながら同市の歴史に残る大きな出来事である。酒井氏はもともと地元篠山市出身の方であり、それだけに同市の未来への思い入れに大きなものがあると思われ、郷土愛から今回の市名変更の企図に繋がったのではないか。ジジは門外漢ながら、この企図は篠山市百年の大計として同市発展にたいへん有用な役割を果たすものと思うのであり、これを企図した同氏の慧眼に敬服する。この訪問になったのはジジのこのような気持ちを伝えたかったという次第。
 <写真(クリックで拡大)>

篠山城
 

篠山市役所
 

市民フロア


市長表敬訪問


市長応接室


※ 夕日ヶ浦温泉
 宿泊旅館は「佳松苑はなれ風香」。十数年前、テレビの番組でこの宿の若女将のことが紹介されていた。若女将は経営者の娘さんだそうで、「もっと新しい宿を作りたい」という話しをしていたのが印象に残り、「機会があれば行ってみたい」と思っていた。ジジはしんもん食いの新しがり屋!!
 宿には4時半頃到着、先ず温泉に入り、6時頃から食事処で夕食。温泉宿の部屋食は好まない。この頃のメニューにはほとんど小鍋がついているが、部屋食だと部屋全体に料理の匂いが残るのが嫌なのである。
 宿の温泉施設、部屋の広さ・調度、料理等温泉宿として十分合格であり、机上のアンケート用紙にコメント残したいようなことはなかった。しかし、ジジは記憶にあった「新しい宿」ということに期待しすぎていたせいか、「おっ!!という感じ」に行き当たらず、この宿の感想としては“ましな”大規模温泉宿という評価以上のことはなかった。
 

夕日ヶ浦の夕日
 

夕日が沈む
 

食事処

メニュー
 
 

※ 舟屋の里 伊根
 舟屋の景色は写真で見たことはある。ジジが住んでいる和歌浦地方でも、湾に面した急勾配の斜面に沿った漁村集落の景色は、雑賀崎、田ノ浦地区等があり、それぞれの景観を呈しているが、この舟屋集落の景観は異質であった。砂浜の部分が全く見えず、集落の建物群全体が直接海に突き出ているのである。営んできた生活も違うように感じられた。
 ジジはこれまで公共事業評価関係の行政委員も経験しているので、このような地形を見ると下水道整備事業の困難さが頭に浮かぶ。雑賀崎、田ノ浦地区でも十年あまりの事業期間を経て、ようやく平成15年前後に供用開始に至った。このような公共事業は工事のコストが大きい反面、利便を受ける住民数が少ないので、費用対効果の面では問題もあり、難しいところ。しかし、住民の幸せを実現していくのが行政に求められる目的と役割であり、他面、行政マンとってもやりがいのる住民サービスの一つ。
 ガイドに質問したところ、この舟屋集落の下水整備は3年ほど前に供用が開始されたとのことであった。よかった。なお、地形からすると、それまで生活排水などは違う意味の「水洗」であったのであろう。


舟屋集落の風景
 

ガイドツアー
 

網引き上げ体験
 

網の中
 

※ 追記
 酒井市長の人となりについて余談ながら追記。人生、人との関わりで「相性」や「肌合い」が合う・合わないということがあり、肌合いが合う人とはゆったりした気持ちのよい時間が持てるものである。ジジは勝手に氏のことを“合う”方の人に数えている。
 篠山市ホームページに「市長日記」というコーナーがあり、市長のプロフィールという欄で愛読書の一つが「三丁目の夕日」と紹介されていた。目にしたことがなかったので、早速取り寄せて枕元に置いてみた。ん!!手に取ると、面白い!、波長が合う。ジジの枕元はエッセー、随筆等種々雑多であるが、サザエさんとドラえもんの漫画を手にすることも多い。この「三丁目の夕日」も漫画であるが、コミックという類いの分野であった。作品は、人生を語る内容のものであっても読後感に重さがなく、サザエさん・ドラえもんと同じように寝る前にひきづることがない読み物である。