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あれこれ・あるがままに(第87回)    平成27年7月23日
                          
  
ジャガー現役継続
 愛車ジャガー(ディムラー・ダブルシックス)のことは、これまでも時事折々の「あるがままに」のコーナーで時々話題にしてきた。
   ○ 平成22年2月 第20回「自家用車全治」
   ○ 平成23年1月 第31回「リニューアル・テスト」
   ○ 平成24年6月 第49回「満20年のご長寿」
   ○ 平成25年6月 第61回「6月の話題(ジャガー車検)」

 今回も読み手のことは考えずにジジの独りよがりで、先頃、新規登録時検査を含め12回目の車検を終えた話題。車検は以前からお世話になっている滋賀の名医工場に依頼したが、今回は定期的な点検整備に加え、長年の使用に伴うフロアー回りの腐食や運転席側ドア開閉部品摩耗等の修繕も依頼したので約2ヶ月の長期ドック入りとなった。
 必要な作業が終了し、6月28日の日曜日、梅雨の合間の晴れた日、わざわざ滋賀からの納車となったが、行き届いた洗車がなされており輝いていた。ジジはオーナー工場主にお礼を述べた上で「これでこの2年間は現役やな!」と言ったところ、「2年なんて言わないで下さいよ!気になるところは全て手を入れたので、3年でも、5年でもまだまだ!」という答えが返ってきた。
 
 ジジはこの車を通勤の足として使用しているが、通勤車やファミリーカーにはとうてい向いている自動車ではない。自宅車庫の出し入れも厄介であるが、事務所近くで借りている屋根付きガレージのオーナーも気を遣ってくれ、「賃料は1区画分でいいから2区画分を使用して両区画の真ん中に止めて下さい。」と言ってくれた。ジジは「注意して運転しますから大丈夫ですよ。」と固持したが、オーナーは「隣の自動車があなたの車に傷をつけても困るので是非そうして欲しい。」とのこと、恐縮しながらもそのような厚かましい使用をしている次第である。

 その昔、イギリスのサッチャー首相がその在任当時ディムラー・ダブルシックスの後部座席で読書灯を点け書類に目を通している写真を目にしたことがあるが、この車はそのような使い方が似合う車なのである。
 しかし、ジジは車庫入れの厄介さや小回りがきかない不便さをいとわず購入以来ずっと通勤の足として使用し続け、足かけ24年、走行距離は間もなく17万キロ、もはや人馬一体の域に至っている。
 そんなわけで、ここまでの付き合いとなると一方だけ先のリタイアは相手に対し義理に欠ける気がする。今後も車の方が「3年でも5年でもまだまだ」現役であるという以上、乗り手のジジとしては当分「お前が先か!ジジの体力が持つか!」の付き合いで現役を継続しなければなるまい。 
7月21日 ジャガーでの出勤風景