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あれこれ・あるがままに(第62回)    平成25年7月18日

  
緊急意見表明(参議院選挙に向けて)
 

 この7月21日(3日後)に第23回参議院議員通常選挙が実施される。この時期に(この時期でなくても)選挙結果に何の影響もないが、またあまりの暑さにつられて今の政治状況に熱くなった訳でもないが、参議院選挙に向け次の2点について私個人の意見表明をする次第である。


   原発再稼働絶対反対!!
   憲法第96条改正(憲法改正発議要件の緩和)絶対反対!!

 
 先ず、原発問題については、平成24年9月、当時の民主党政権下における政治状況において次のとおり意見表明した。
   あれこれ・あるがままに(第52回)「ひいきはうつりにけりな」
 その結論は、『経済合理性に軸足を置けば原発による電力供給を肯定する議論になるが、しかし、「国民の将来、人類の未来」を見据えた観点からは「原発ゼロ」を実現すべきであると考えるのである』というものであった。今も変わらない。


 次に、憲法改正問題については、従前主として「憲法第9条改正問題」として議論されてきた。そして、私はこの問題に関して『自主成長憲法』という見方で次のとおり楽観論を表明した。
   時事折々(第18回)「近未来の改憲はない!」
 しかしながら、今回の参議院選挙の大きな争点の一つが「憲法第96条改正の是非」ということで、すり替えのような問題設定になっていることから、今回の意見表明になった動機である。


 安倍首相は、今回の参議院選挙において「日本を取り戻す」という言い方とともに、憲法第96条の改正を前面に掲げている。この主張は、同首相の「3分の1をちょっと超える国会議員が反対すれば国民が指一本触れることができないというのはあまりにもハードルが高すぎる。」(H24/12/17記者会見での説明)という価値観・思想に基づくものであるが、これを巷間では「安倍首相が憲法が固すぎる」と言ったように受け止める向きがある。
 現日本国憲法が世界の憲法に比して「固すぎではない」ことは、諸賢の分析に譲り、ここでは「私」からジジに戻り、ジジ流で一言コメント。
 ”安倍首相は、第1次安倍内閣では固いものを食べすぎて消化不良を起こして体調を崩し短命内閣で終わったので、第2次安倍内閣では軟らかくしたうえで食べるようにしているのではないか? ”


 今回の参議院選挙の各党選挙公約において、ジジの上記意見の二つともを取り入れている政党は弱小政党しかない。この場合ジジの投票行動はどうなるのか?今のところ非開示としておきたい。