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あれこれ・あるがままに(第44回)    平成24年1月15日

  
洒 落 の ま た 洒 落
  

 ジジ今年で満69歳、父の享年をも超える年になりましたが、この正月休みの合間にネットでたまたま過去の有名人の「辞世の句」なるものを目にし、自分なら!と考えて遊びました。ジジの出自と来し方からすれば「辞世の句」など残す身分ではありませんが、秀吉の「夢のまた夢」ならぬ「洒落のまた洒落」です。
 句の内容は昭和61年・25年余りも前発行の和歌山弁護士会小史第2巻に寄稿した雑文を基にし、発句は秀吉のを真似しました。基にした雑文は高野山墓碑(平成20年5月3日開眼法要)にも刻みましたので変えようがありませんが、今回の句は酔興歌(酔狂も同義であるが!)の類ですので、この先何度変えようとも自由とします。


辞世の句
  露と落ち 花鳥風月 酒を友 出合重ねて 同行二人


辞世の句偈文         
  五十路の父や 感涙の 露に包まれ 生まれ落ち
  花鳥風月 酒を友 出合重ねて 桜かな
  色即是空 露の生 南無大師遍照金剛
  出合冥利の 同行二人 浮き世巡りの 同行人
  この世あの世も お大師さま 行くはとこしえ 高野墓碑
  合掌


高野山墓碑の碑文
  万億光年の宇宙に在り
  花鳥風月を友 酒を友
  人生 愛と出合を大切にし
  生かされるままに 生く
  色即是空 昭彦 
  合掌 紀代子


豊臣秀吉〔天文6年(1537)〜慶長3年(1598)〕辞世の句
  露と落ち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢