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あれこれ・あるがままに(第146回)    令和元年6月24日
                          
  
活動こわごわそろり

 今年は、正月に大阪在住の長女と次女ファミリーの来訪があり賑わったが、ひとときのこと。その後はコロナ禍の影響でお互い往来自粛。そんな状況のなか家族交流も新たな試み、先日ラインアプリのグループビデオでオンラインによるリモートファミリー交流会を開いた。ファミリー最年少の小6女子も端末自席から参加したのであった。

 ここへ来て、ようやく去る5月25日、国の緊急事態宣言が解除され、6月に入り、社会活動や営業活動は全面的ではないがこわごわそろり再開という状況。しかし音楽やスポーツ興業など多人数を集客するイベントの開催などの全面再開はまだ先のようである(プロ野球は6月19日無観客試合で公式戦開始)。東京都ではその後の感染者増加傾向について6月2日東京アラートを発令し、東京都庁壁面とレインボーブリッジの橋脚照明をレッドに染めていたが、この12日に解除し、両所の照明を虹色に変えた。
 なお、和歌山県内ではこのところしばらく新たな陽性患者の発生はなく、治療中の患者もゼロという状況である。

 このような社会情勢から、6月4、5日、県内マイカー移動の計画で、夫婦の高野墓碑参拝から龍神スカイライン経由白浜温泉オーベルジュサウステラス一泊のコースをこわごわそろり動いた。。

 高野墓碑参拝(6/4)

龍泉院山門

庭と六地蔵
     

中の橋側入口

中の橋覚鑁坂

墓碑

参道

奥の院に至る

ミヤマムグラ

深山葎

アカネ科
   

 今年初めての高野山行きである。奥の院お大師様に参拝し、夫婦墓碑清掃とお花(高野マキ)の入れ替えが目的であった。
 高野山夫婦墓碑建立のいきさつは、『この世あの世も お大師さま 行くはとこしえ 高野墓碑』の気持ちからであった(まま44回)。なお、『できるだけゆっくりと』という気持ちであるから、参拝は「不要ではないが不急」につき伸ばし伸ばしにしてきた。のであるが、自粛明け最初の外出ということになると墓参と高野参りは適当な選択であろう。
 昼前、菩提所の龍泉院さんにお参りとご挨拶を済ませ、いつもの花菱で「花御堂」の昼食。今回の目的であった夫婦墓碑の清掃とお花(高野マキ)の入れ替えをし、手を合わせた。その折り気付いたのは、墓碑周辺にごま粒大の白い花を穂状につけたハコベのような草が一面に群生していたことである。あまりに可愛いかったので自宅に帰ってから調べてみると、どうやらミヤマムグラ(深山葎)という名前の、深山の林下に生育する雑草のようであった。
 久しぶりのお大師様お膝元であったが、奥の院も参道も人影が少なくひっそり、このような光景は今回初めてみる光景であった。お願いの合掌をしている人も少なく、よってお大師様に落ち着いて種々ご加護をお願いしたのであったが、お大師様も聞こえやすくよく聞き届けて下さったのではあるまいか。合掌。

 ミヤマムグラ(深山葎)
 科名・属名 アカネ科 ヤエムグラ属
 特徴 草丈10~25cmの多年草
 花は茎頂に短い花序をだし、少数の花をまばらにつけ、花冠は白色
 分布・生育地 北海道~九州 日本固有、深山の林下
 花期 7~8月
 「葎」とは、広い範囲にわたって生い茂る雑草、その茂みのこと

 白浜温泉(6/4、5)
 なじみのオーベルジュサウステラスで一泊した。ここを利用するのは源泉かけ流しの温泉であること、食事が美味しいこと、格安優待券が手に入ること、高齢夫婦にとっては施設規模とサービスの具合が丁度良いこと、そして自宅から直行した場合途中ゆっくり休憩をしても2時間かからない距離であること等々からである。