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あれこれ・あるがままに(第93回)    平成28年1月15日更新
                          
  
新年初出 ( 国宝と温泉 )

 連休の間の1月10日、海南市下津所在のいずれも国宝建物がある長保寺と善福院に参拝、そこから白浜温泉まで足をのばしオーベルジュ・サウステラスで一泊した。
 こで「初出」という見出しの読み方。一般的には「しょしゅつ」と読み、「はじめて出ること、現れること」という意味であるが、消防等の新年の行事をいう場合は「はつで」といい、式典は出初め式「でぞめしき」である。

 今回の企画は、昨年末に内祝の品として受贈した三井住友カードVJAギフトカード(全国共通商品券)5万円分を有意義に利用したく、正月明け癒やしの温泉宿泊に利用するのが主目的であった。そこで、1月5日、以前にも利用したことがある上記ホテル名を入力しネット検索したところ、直前ではあったが運良くJTBるるぶのツインルーム宿泊プラン(26,070×2=52,140円)の予約ができた。
 続いて、何気なく同ホテル名の検索項目を見ていると、ヤフオクの<最新☆オーベルジュサウステラス 30%OFF 島精機 優待券 送料無料>が目に付いたので、即決価格であった182円で落札し、その支払いはヤフーポイントで決済した。しかしながら、同会社の株主でもないので使えるのか多少不安があったが、なにせタダで手に入れたようなものであるから使えなくても元々ということで持参した。

 交通手段は愛車ディムラーダブルシックス(12気筒、5340CC、新車購入後24年経過、走行距離16万4千キロ)、このクルマ、実は昨年6月から12月までの半年間は修理工場を出たり入ったりの繰り返し、ようやく年末から年始にかけて不整脈もとれ調子が安定してきたところである。
 そんなわけで、今のところたら婦人のこのクルマへの信頼性はまるでない。よって出発前は「だいじょうぶかなあー!」の連発!!ジジも少しは心配であった。そこで、たら婦人には言わなかったが、クルマの仕上がり具合を確かめるのももう一つの目的であった。

印南SA

ホテル到着

 自宅出発は午前11時30分、途中10分ほど行ったところのラーメン店「元車庫前◯宮(まるみや)」で昼食。いわゆる「和歌山ラーメン」は豚骨醤油味の中華そばを出す「しょうゆメイン」(車庫前系)と「とんこつメイン」(井出系)の2タイプが代表的であるが、少しタイプが違う「とんこつみそメイン」の山為食堂もある。ジジの好みは元車庫前◯宮、山為も良し。

元車庫前◯宮

中華そば

小えび天

 長保寺到着12時30分
 Wikipediaより引用【長保寺(ちょうほうじ)は、和歌山県海南市下津町にある天台宗の仏教寺院。山号を慶徳山と称する。本尊は釈迦如来、開山は性空(しょうくう)である。三棟の国宝建築と紀州藩主紀州徳川家歴代の墓所(国の史跡)がある寺として知られている。】

 長保寺は江戸時代に紀州徳川家初代藩主徳川頼宣(家康の10男)により菩提寺に定められたという。なお徳川で将軍になった吉宗等は、東京上野の寛永寺に御廟がある。さすが紀州徳川家の菩提寺だけあって、大名墓所(国史跡)として全国一の規模であるとのこと。
 このお寺を拝観・見学して思ったのは、紀州徳川家の庇護を受けられなくなった現在、その維持管理は大変だろうな!ということであった。

長保寺全景

案内板

大門(国宝)

仁王(阿形)

仁王(吽形)

多宝塔(国宝)

本堂(国宝)

御本尊様

阿弥陀堂・護摩堂

鐘堂

 善福院到着13時10分
 Wikipediaより引用【善福院(ぜんぷくいん)は和歌山県海南市にある仏教寺院。天台宗、山号は宝遊山。1215年、栄西禅師により廣福寺五ヶ院の一つとして創建されて以来廣福禅寺という寺号であったが、明治初期の廃仏毀釈を経て現在の寺号に改められた。安土桃山時代は加茂氏の菩提寺として栄え七堂伽藍を有していたが、釈迦堂が現存するのみである。釈迦堂は、功山寺仏殿とともに鎌倉時代の禅宗様建築を代表するもので、国宝の指定を受けている。】

 海南市に長保寺の他にもう一つ国宝建物の寺院があることは知らなかった。この寺院のことを知ったのは、昨年10月末高崎市に出張したとき、会議同行者が雑談の中で「実は私の生家は下津町のお寺です。」という話をされたことからである。
 自宅から遠くない場所にあるお寺なので是非訪れたいと思っていたが、今回この機会に拝観・見学が適った。国宝建物の落ち着いた佇まいと廣福禅寺の銘が入った軒瓦が印象に残った。

善福院の由来など

釈迦堂(国宝)

釈迦堂の瓦

ご本尊様

善福院

 オーベルジュ・サウステラス到着15時10分
 るるぶトラベルbyJTBより引用【1日限定10組!白浜を見下ろす高台に佇むオーベルジュ。当館はお食事でのおもてなしに重きを置き、地元や世界各国の食材を使用した料理をご提供。笑顔と驚き、感動を。シェフの想いが込もった、地元南紀やヨーロッパ各国の厳選食材と独創性に溢れる料理。10,950~56,310円】

 今回予約した宿泊代金は前記の52,140円であったが30%OFFの精算であったため、、夕食時の追加飲み物とホテルで販売していた「かげろう」のお菓子3箱とイゾラベーラのカレー6箱のお土産代金を含め合計約47,000円、ギフトカード3,000円分が残った。なお、今回、チェックアウトの際、ギフトカードと株主優待券の使用についてスムースに精算できるか少し不安であったが、ホテルフロントの対応はは気持ちのよいものであったことを付言する。

ホテル前

ホテル前

ホテル前

ホテルの部屋から

ディナーのメニュー

テーブルセット

真鯛のカルパッチョ

オマール海老の・・

和牛ステーキ

翌日の朝食

お土産(カレー)

イゾラベーラ

 翌1月11日は9時20分チェックアウト。帰途「とれとれ市場」に寄り道し、昼食用に「ちりめんじゃこ・野菜かき揚げ天・サンマのあぶり寿司」を買ったが、これで丁度ギフトカード50,000円分使い切り。
 自宅着は予定通りの昼12時。早速とれとれ市場で買ってきたあてをつまみに缶ビールでお疲れさーん。

 最後に。今回の企画は、主目的であったギフトカードの使用を過不足なく完了、ホテルのサービスも温泉も良し、またディナーにも満足。そして、全行程の走行距離約200キロ!!ジジの体調もクルマの調子も結果オーライじゃなく、オールオッケーの気持ちの良いドライブであった。ということで終わり。