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あれこれ・あるがままに(第42回)    平成23年11月15日

  
無    常
 
<東日本大震災8ヶ月後の仙台空港付近>
 上の写真は、10月30日、仙台市在住の友人を訪ねた際、友人に案内して貰いながら撮影したものです。仙台に行ったのは、関係する委員会の全国会議が11月T日に山形市で開催されることになったので、それにあわせて友人の震災被害見舞いをしたかったことと、全国会議のテーマが「防災と復興に向けたまちづくり」であったため、会議の前に東日本大震災被害の一端でも視察しておきたかったためでした。


 今回の視察で一番重く 印象に残った光景は、下段・左端の写真です。母娘のように見えましたが、何のためにここに佇み、何を思っているのでしょうか?・・・。他の場所でも、住宅の跡地らしき場所で老夫婦に見えた二人が佇んでいる様子を見かけました。ほんとうに辛く胸が締め付けられる思いがした光景でした。


 さて、会議の方は予算等定例会提出案件の審議に続き、下記のとおり第1部と第2部に分けて、被災県からの状況報告とパネルディスカッションが行われましたが、たいへん充実し内容のあるものでした。和歌山は、この度の台風12号に伴う豪雨災害の復興問題を抱え、また近い将来に南海・東南海地震の発生が危惧される状況ですが、防災行政を考える上で参考になる話しと資料が多く、今回はジジの会議行動パタンでは多い居眠り出席ではなく珍しく静聴出席をしました。会議を終えての感想は、ジジが聞き置いただけではもったいないな!というものでした。


 以下参考のため発言資料の見出しのみ転記。なお、B静岡県からの発言については当日配布のレジュメの見出しも転記しました。それは、同発表中の 【津波避難ビル箇所数999箇所 H23/10/01現在)】の数字に注目してもらいたかったからです。
    
<第1部> 
 東日本大震災 被災県からの状況報告
  @ 岩手県 津波被災地の歴史的景観調査
  A 宮城県 復興まちづくりに 
  B 福島県 東日本大震災による福島県の被災状況と被災建築物等の復旧復興対応について
<第2部>
 パネルディスカッション
 発言者
 @ 山形県 酒田大火からの復興とまちづくり
 A 西宮市 阪神・淡路大震災からの復旧・復興と建築行政の取り組み
 B 静岡県 復興と防災に向けたまちづくり
    ー東海地震における建築まちづくりについてー
     1 これまでの建築防災対策
     (1) 東海地震の被害想定
     (2) 建築物耐震化施策の進捗状況
     (3) 津波避難ビル等の状況 津波避難ビル箇所数999箇所(H23/10/01現在) 
     2 防災まちづくりの状況
     (1) これまでの防災まちづくり
     (2) 自主防災組織の活動
     (3) 今後の防災まちづくり
     (4) 復興にかかる計画策定等
     3 復興まちづくりの推進
 C 墨田区 東京における建築物の震災への備え