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あれこれ・あるがままに(第157回)    令和3年7月27日                          
  
あいうえお・言葉遊び
 ジジ夫婦は、ここ数年前から午後6時半前後に約30分ほど和歌川左岸堤防を運動がてらの散歩をするのが日課となっている。ジジが散歩する和歌川堤防は、河口に近い県立医大の対岸堤防であり、自宅から2軒向こうのすぐ近くに位置し、コンクリートで嵩上げされ、満潮時の水面より3メートルあまりの高さであるから、見晴らしがよく医大ビルが川面に映り、時期によっては満月も川面を彩り、川面からの風が心地よい、気に入っている散歩コースである。河口近くの汽水域であるから、潮の干満に合わせ川の水位が上下している。
 1年ほど前から同じ時間帯で近所に住む女医さんを見かけるようになり、散歩コースの折り返し点にあるお地蔵さんの祠前で雑談をする。1週間ほど前のこと、女医先生がメモを見ながら、「あ!!」と言ってという。「あ!!」と声を出すと、「あらまあもうすぐ78歳」と続けてきた。このようにして、「あ行」から「た行」まで遊んだところで、「ナ行」から宿題にしますのでお願いー」と!!。

 丁重な紀州弁にて「つれもていこら」とのお誘い、恐縮でございます。
 さて、お誘い受けましたる私、生国と発しますところ、ご賢察の通り紀州でございます。紀州・紀州と申しましてもいささか広うございますが、紀州・紀 ノ川・あら川・粉河・お饅頭つつむは竹の皮と申しますが、生まれは、粉河でございます。
 粉河は?と申しますと、ご詠歌「父母の恵みも深き粉河寺、仏の誓いたのもしのみや」の西国三番粉河寺、北方の美田連なる野上の地で産湯を使い、以後わがまま・きまま・そのままやんちゃの人生、流れ流れて、新内(アロチ)はネオン川。
 転じて、現在和歌川河畔に住まいする高齢者です。

 以下、このようないきさつで誕生した女医先生との合作「あいうえお・言葉遊び」。

 (女医先生)
   あ!!  あらまあもうすぐ78歳         
   い!!  いい加減に生きてきて         
   う!!  嬉し涙も沢山流して           
   え!!  ええ格好も沢山して          
   お!!  お陰でここまできたわ          

   か!!  悲しい涙も沢山流して
   き!!  今日より明日に希望を託し
   く !!  悔しい思いはすぐ忘れ
   け!!  結構いい塩梅に
   こ!!  ここまできたわ

   さ!!  さっさと何でもやっちゃえ        
   し!!  失敗をおそれずに            
   す!!  すんだ後で考える            
   せ!!  成功したら                
   そ!!  それでええやんか            

   た!!  立ち止まって
   ち!!  ちょっと待って
   つ!!  つれもていこら
   て!!  手と手を取り合って
   と!!  友達だもん

 (ジジ)
   な!!  なんとまあ僕も同い年        
   に!!  似たよな思いはしかれども      
   ぬ!!  ぬーぼーと               
   ね!!   ねとつかずの              
   の!!   飲んだくれ                

   は!!  ハートはまるく
   ひ!!  ひとあしごとに気を遣い
   ふ!!  風情もとめて
   へ!!  屁もこいて
   ほ!!  ほっと一息焼酎湯割り

   ま!!  真面目なときは             
   み!!  身の程忘れて             
   む!!  むきになり                
   め!!  めでたい解決まっしぐら
   も!!  もういいかまあだだよ

   や!!  やっとこれから
   ゆ!!  ゆっくりと
   よ!!  予定は余裕のスケジュール

   ら!!  ランララーン               
   り!!   リアルタイムもリラックス        
   る!!   ルーズにならずにしゃきしゃきと   
   れ!!  レディーファーストレモンティー
   ろ!!   老人ホームはずっと先
   
   わ!!  若返り
   を!!   をかしあなをかし
   ん!!  んだんだ!んまーんま