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あれこれ・あるがままに(第152回)    令和2年12月25日
                          
  
年末雑感

 コロナ渦
 今年は、年明け早々からコロナ禍が猛威を振るい、暮れが近づいた現在も衰えの兆しが見えない。この1年はコロナ・コロナに振り回され、市民生活も様々の対応に迫られた年であった。このまま事態が長期化すると生活や意識に大きな影響が避けられず、コロナ終息後も以前の生活に戻るのか不安を感じるほど。おそらく、生活パターンや価値観に変化があり、「以前のまま」ということにはならないであろう。

 最近目についたた言葉と表現
 まず、「猖獗(しょうけつ)」という言葉である。
 この「猖獗(しょうけつ)」という表現は、コロナ渦の中で時々目にするようになった日本語であるが、言葉も漢字も初めて見聞きした言葉であった。
 国語辞典の「猖獗(しょうけつ)」 の解説は次の通り。
 『〘名・自サ変〙 〔文〕悪い物事がはびこって猛威をふるうこと。「疫病が-(猖獗)-する」』

 もう一つは、「コロナ禍の状況を鑑み親族のみで密葬とさせていただきます。」という挨拶文である。
 これまで、この場合の文面は「故人の生前の意志により 誠に勝手ながら 家族のみにて・・」と当たり障りのない定型文であった。ところが、現下の社会状況は、今生きている人にとって経験したことがない非定型の事態であり、葬儀の挨拶文にもコロナ渦が反映されるという、そのような未曾有の非常事態!!。

 寒気に耐えながら新年に向けた駄句
 来年は、令和3年の丑年、西暦は2021年。十干十二支(えと)の組み合わせは「庚丑(かのとうし)」、甲子(きのえね)から始まる60通りの38番目である。よって、直近で干支が同じ年は60年前の昭和36年(1961年)であった。来年、ジジは喜寿の歳を越えて満78歳を迎える。ジャガーは満29年。

∴ 明くる年 喜寿過ぎる歳 庚丑(かのとうし) 

∴ 喜寿過ぎる 春待つ心  ぼけなしで

∴ 春待ちや 迎える願い コロナなし

∴ 押しつまり コロナ退散 重ね餅

 越年ご挨拶
 押し詰まりました。今年もこのサイトを訪問して下さってありがとうございました。明年も変わらず更新を続けたいと思っています。よろしくお願いします。