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あれこれ・あるがままに(第124回)    平成30年8月25日
                          
  
78歳のパワー 
 つい最近目を引いたニュースに、山口県周防大島町の山中で行方不明になっていた2歳男児を発見した大分県速見郡日出町の尾畠春夫さんの話題、そして日本ボクシング連盟の山根明元会長の話題があり、またときどき麻生太郎元総理大臣・現財務大臣の言動が話題となり、今年5月にはプロ野球福岡ソフトバンクホークスの王貞治球団会長の結婚(再婚)の話題があった。
 今、これらの話題を取り上げたのは、それらの方々の人物評を意図するものではなく、共通する「78歳」という年齢に注目したからであるが、いずれの方々の話題からも受け止められるのは、「78歳のパワー」ということではないか。
 ところで、78歳というと昭和15年生まれであり、西暦は1940年、皇紀は2600年の節目の年の生まれである。現在の日本の総人口は約1億2649万人、人口動態統計から推測すると、現在の78歳人口はおおよそ1パーセントほど、約120万人ほどではないかと思う。

<尾畠春夫さん>
 上記話題の尾畠春夫さんについては、災害地での継続したボランティア活動、赤タオルの鉢巻きに赤いつなぎ服の装束、ボランティア活動先でのカップ麺の中にご飯をぶっ込んだ朝食をとる様子、どのシーンもジジには真似ができないパワーを見た。彼は2歳児発見時、家族から食事や風呂の接待の申出があったとき、「水道のお水以外は頂きません」と答えていた。ジジはこのような行動パタンについては弁護士という職業柄よく理解でき、場面は違うが同じような価値観の行動パタンで生きてきた。
 しかし、報道されているようなパワーある行動はとても真似ができない。

<山根明元会長>
 次に、日本ボクシング連盟の山根明元会長。なんと言っても、この方についてはサングラスをかけたままの個性的な服装、言いたい放題の言動、決め文句は「男 山根明 逃げも隠れもせん」ということだそうな。これだけでもインパクト大なのに、報道されたところでは、着メロは「ゴッドファーザー愛のテーマ」だという。とても真似はできない。これもパワーの一つであろう。
 ちなみに、ジジは50年ほども前になるが、「ゴッドファーザー」というタイトルのアメリカ映画を見たことがある。単なるヤクザ映画ではなく、見応えのある内容であった印象が残っている。

<麻生太郎大臣>
 麻生太郎大臣の言動については、原稿なしのフリーの言動を危なっかしいとして、新聞などでイジられることがある。ジジは意味を十分咀嚼しないで四文字熟語を多用するような内容より、ひらがな的でよく意味が理解できるように思う。
 なにより彼のパワーを感じるのは、今でも夜な夜な高級クラブで飲食をしているという報道を目にするときである。ジジはその行動をよく理解できるのであるが、最近では真似ができず家飲みが殆どというパワー低下傾向。

<王貞治ホームラン王>
 そして、世界の王貞治ホームラン王の結婚(再婚)ニュース。ジジについては連れ合いのたら婦人が健在なので、この行動は真似の必要がない。

 高齢になるにつれ、ニュースの話題の主や交通事故加害者の年齢に気が行く。ジジもあと3年で78歳、上記話題の方々のパワーにあやかりたい。

<紀三井寺千日詣>
 先日の8月9日、たら婦人に誘われて、息災を願い、近くの紀三井寺の千日詣に出かけてきた。近くに住んでいるが、千日詣は初めてのことである。
 自宅から和歌川の堤防を歩き、国道42号に出て和歌山県立医大病院前から紀三井寺ガーデンホテルはやしまで約2キロメートル。そこから門前町を約500メートル、そして急な石段を231段登りつめたところが紀三井寺さん。小一時間の行程。
 自宅からの徒参りというだけでも御利益があると思うのに、この日は1日お参りするだけで千日の御利益があるという。ありがたや!ありがたや!
 帰りは当然231段の石段を下る。下ったところで、紀三井寺交差点西詰にある鉄板ステーキのレストラン・レスポワールに立ち寄り、100グラムの燃料補給をした。ジジは満タンであるが、たら婦人は余裕でペロリと、いやパワーがあること。食事後はタクシーで自宅まで10分足らず。
<紀三井寺千日詣の新聞記事> 

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