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あれこれ・あるがままに(第104回)    平成28年12月20日
                          
  
直近10年間の出来事、近況等

 所属の和歌山弁護士会から、全会員(本年4月現在:弁護士会員146名、法人会員3法人)に対し、『和歌山弁護士会小史』に掲載する原稿を寄稿するよう要請があった。同小誌は、会内向けの会員情報紙という性格の刊行物で、およそ10年毎に発刊されてきた。今回第5巻の発刊を来年3月頃に予定しているので、みだしのテーマにより1000字以内ということであった。
 過去に発刊された小史の内容は、各会員の弁護士としての活動実績のようなものが多く、趣味、旅行等様々であるが、ジジは過去3回とも「花鳥風月を友、酒を友」というような、得体の知れない散文を寄稿してお茶を濁してきた。それは、本業の方は「大過なく」というだけで、他に見るべき実績がない故もある。
 ところで、先日、今回の寄稿文を下記のとおり準備したところ、たら婦人が目を通し、『少し自慢たらしくない?』という感想を漏らした。ジジとしては、次の10年後の寄稿は限りなく不透明であるので、この時点で、自身の備忘録という意味と、後世の会員向けに身上の一端をを残しておきたいという思惑があったのである。ご理解を!!

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                             直近10年間の出来事、近況等
 近況  終戦の年2年前の出生、現在73歳、弁護士業35年、事務所へは乗車歴25年の愛車ディムラーW6で変わらず出勤している。(H28.9.22記)

 墓碑開眼法要 平成20年春、悠久の地高野山、一の橋から御廟にかけた奥の院参道中程辺り龍泉院墓所の一角に夫婦の祈念墓碑を建立した(世界遺産の関係で文化庁の許可要)。その折り高野山真言宗別格本山龍泉院の楠公延住職から生前戒名を授与される。仏縁に深く感謝。
 よって墓碑竿石の刻字は次のとおり。
   田中昭彦 田中紀代子 之碑            (正面に俗名縦書横並び)
   正観院唱義昭道居士 正受院慈香倫紀大師   (横面に戒名縦書横並び)
 また上台背面に昭和61年発刊小史第2巻の寄稿文を刻字し碑文とした。
   万億光年の宇宙に在り 花鳥風月を友 酒を友 
   人生 愛と出合を大切にし 生かされるままに 生く 
   色即是空 昭彦 合掌 紀代子

 好天の5月3日、親族一同と同友遠藤桂介弁護士、仏縁を結んでくれた高野山各寺院御用達杣人の狗巻義博氏参列の下、導師楠公延大僧正の他三僧侶の御出座により墓前で開眼法要を執り行った。その後寺院大広間に移動し精進料理の接待、生前葬のような出来事であった。
   この世では 夫婦冥利の 娘らや ゆくはとこしえ 高野の聖地
 墓碑に夫婦の俗名と戒名の刻字、謹んで合掌唱和。南無大師遍照金剛、唱義昭道・慈香倫紀。ここで、恥ずかしながら洒落で秀吉の辞世の句を真似したい。
   露と落ち 花鳥風月 酒を友 出合重ねて 同行二人

 秋の園遊会出席  平成20年10月23日
          天皇皇后両陛下主催の会に夫婦で招待 赤坂離宮
 桜を見る会出席  平成23年4月17日 
          鳩山内閣総理大臣主催の会に夫婦で招待 新宿御苑
 旭日小綬章受章  平成25年11月3日
          同11日夫婦同伴で天皇陛下に拝謁 皇居

 (注:秀吉辞世の句  露と落ち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢)