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あれこれ・あるがままに(第12回)   平成21年5月31日

                         初 夏 の 夕 餉 メ ニ ュ ー             


 平成21年5月27日火曜日、夕方6時、まず缶ビール!ではなくキリン発泡酒「淡麗」グリーンラベル<生>糖質70%オフ、一缶、次いで「むぎ焼酎いいちこ」の湯割り4〜5杯。夕餉メニューのことは2年前の第4回でも話題にした。飲食はほとんど同じ傾向!

ところてん
 乾燥テングサは、和歌山市加太在住の知人(職業クラブホステス)がジジの糖尿病を心配し届けてくれたもの。採取人はその知人の父親(面白半分遊び半分で漁に出ている仕事人)、場所は知人宅から直ぐの磯辺、製法は天日干しとのこと。
 ところてんは作るのに手間がかかる。まず、どろどろになるまで炊きあげ、ざるに布巾などを敷いてこす。下の容器に透明の液が溜まるのであら熱を取ってから流し箱に入れ、冷蔵庫で冷やす。約2時間でゼリー状に固まる。ジジは、細く短冊切りにしてポン酢をかけて食す。

新生姜の麹味噌添え
 シンショウガ(新生姜)の一かけを短冊切りにし、上に米酢を振りかけ、麹味噌を添えるだけ。酢をかけると変色せずに透明感が出るものが筋がさわらず旨いが、ピンク色に変色するものは筋があり旨くない。
 さわやかな食味はこの料理の右に出るものはない。ジジは新生姜が出回る時期の6〜7月にはよく食す。たら婦人は好まない。

キャラブキ(伽羅蕗)
 この5月3日、知人夫婦の紀美野町(この美しい町名は、紀州の美里町と野上町の合併により誕生した新町名)生石高原近くの山荘に招かれた。山荘の周りにはたくさんヤマブキ(山蕗)が生えていたので、たら婦人と採取、そのときワラビ(蕨)とゴンパチ(権八、別名イタドリ、スカンポ)も採った。
 ヤマブキはキャラブキ(フキをだし汁と醤油で伽羅色=濃い茶色に炊いたもの)にしたが、柔らかく、筋が全くさわらず、たいへん旨かった。そこで、知人に「今度山荘へ行ったとき、もう一度ヤマブキを採ってきて欲しい」と頼んでおいたところ、先日届いたのでまたキャラブキにした。今度の分はフキの風味は強かったが、筋もしっかりしてきたのかすこし固かった。「旬を過ぎた」ということであろうか。

刺 身(モンゴイカ、ヒラメ)
 夕餉のメニューには刺身が定番である。ジジはどちらかというとヨコワやカツオの赤身が好みであり、たら婦人はイカが好きである。

鯖のみぞれ煮
 あらかじめ大根をおろしておく。 さばの切身に片栗粉を薄くまぶして、油でさっと唐揚げにする。 だし汁を加え一煮立ちさせたら、おろし大根とネギを加え、再び煮立てて火を止める。

冷や奴
 ジジは固めのモメン(木綿)、たら婦人はキヌコシ(絹越し)。最近のスーパーマーケットの木綿豆腐は、粉末豆腐の素というようなものを(あるのかどうか知らないが)水で溶いて固めたような感じのものが出回る。高級という表示のものほどその類のものが多い。

おから
 材料は、おからの玉、コンニャク、人参、アブラゲ(油揚げ)は短めの短冊切り、牛蒡は薄めの笹がきがよい。

胡瓜のぬか漬け
 たら婦人お手入れのぬか床。

ごはん(80キロカロリー分)
 米は「越の白梅」