この2月24日から和歌山市議会が始まりましたが、実は、私は7年前から
市議会の本会議に行政委員会の委員長として出席する立場にあるのです。市議
会議場は、議員席の正面側に議長席があり、その一段下に発言台、その両サイ
ドに二列の理事者席があります。発言台の右サイド(議員席から見て左側)に
市長、副市長、各局長等の席が順次並び、右サイドには各種行政委員会委員長、
消防局長等の席が並んでいます。議場正面の理事者席のことを”ひな壇”と呼
ぶことがありますが、このひな壇経験のことはポストを退いてからまとめてみ
たいと思っています。
さて、本稿では、”本物のひな壇”を話題にしたいと思います。
昨年12月17日、次女夫婦に長女が誕生しました。次女は、この出産に
備え、11月1日から3歳の長男を連れて実家である我が家に滞在し、無事女
児を出産、この2月21日に大阪の自宅へ戻りました。私たち老夫婦にとって、
この4ヶ月近い間は文字通りおおわらわでありましたが、子供や孫と同居する
というこの先得難い時間を得ました。3歳男児は多動児を心配するほど動き回り、
声も大きく、そこへ赤ちゃんの泣き声が入るという様子で、いやまことに賑や
かでありました。
ここから本題。3月1日の日曜日、この日はその前後と違い好天気で暖かい
一日であったが、京都伏見の次女の夫の実家で新生児の三つの行事があり、お
招きを受けました。氏神様の三栖神社へのお宮参り、お食い初め、そして、初
節句のおひな祭りの宴です。
無事お宮参りを済ませ記念写真も撮って、昼時、七段飾りのひな壇の前、お
内裏様におひな様、そして、五人囃子ならぬ二組の老夫婦に若夫婦の手拍子に
合わせ、三歳児が「あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃
の花 五人ばやしの 笛太鼓 今日はたのしい ひな祭り」、一同、パチ、
パチ、パチ。
さても平和な一日でありました。
この作文の構想は、3月4日の本会議議場ひな壇で予鈴と本鈴の合間に、ぼ
んやりと先日のひな祭りのことが頭に浮かんだことから。折しも国会の議場で
は「定額給付金法案」がいわゆる三分の二条項による再議決で成立した。ジジ
とたら婦人はいずれも八千円加算の二万円組。
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